近視手術後に「近視戻り」は起こる?——リグレッションの原因と対策

ICLやレーシックを受けたあと、時間が経つにつれて視力が徐々に低下する「近視戻り(リグレッション)」について、原因と発生しやすい人の特徴、対策を解説します。

「近視戻り」とは何か

近視手術を受けて一度は良好な視力を得たあと、数年〜十数年かけて視力が徐々に低下していく現象を「リグレッション(近視戻り)」と呼びます。手術の失敗というよりも、目の状態が経年変化していくことによって起こる現象とされています。

リグレッションが起こりやすいとされる要因

  • 手術時の近視度数が強かった場合:もともとの近視が強いほど、術後の変化も出やすい傾向があるとされる
  • 若い年齢(10代後半〜20代前半)で手術を受けた場合:目の成長・変化がまだ続いている可能性がある
  • 手術後も近くを見る作業(スマホ・PC作業など)が多い生活習慣

クリニックによっては、これらの要因を踏まえて手術のタイミングや適応可否を慎重に判断しています。

レーシックとICLでリグレッションの起こり方は違うか

レーシックは角膜を削って屈折率を変える手術のため、角膜の状態が長期的に変化することで近視戻りが起こることがあります。一方ICLは眼内にレンズを追加する手術で角膜を削らないため、角膜由来のリグレッションは起こりにくいとされますが、もともとの眼球の成長・変化による近視の進行自体は防げない点は共通しています。

近視戻りが起きた場合の対応

軽度の近視戻りであれば、メガネやコンタクトレンズで補正するという選択肢がまず検討されます。視力低下の度合いが大きい場合は、追加のレーザー照射(タッチアップ)や、ICLの場合はレンズの度数変更・交換手術が選択肢になることもありますが、いずれも追加費用が発生し、再手術が可能かはクリニックでの再検査が必要です。

契約前に確認しておきたいこと

  • 術後の保証制度の有無・期間:リグレッションによる追加照射が保証範囲に含まれるか
  • 定期検診の頻度:術後何年間、どのくらいの頻度で経過観察してもらえるか
  • タッチアップ手術の追加費用:保証対象外の場合の費用感

まとめ

近視手術後の視力は永久に固定されるわけではなく、年数の経過とともに近視戻りが起こる可能性があります。手術前の近視度数や年齢によって起こりやすさが変わるとされるため、契約前には保証制度や定期検診の体制を確認し、術後も定期的に眼科でチェックを受ける意識を持っておくことが大切です。

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